個々のいびき音が、毎朝確認するエピソードになるまでの仕組み。
一晩のいびきには何百もの個別の音が含まれることがあります。それを全部並べたら埋もれてしまうので、Snore Timeline は2つの層に分けて整理します。単独の音が「シグナル」です。近い時間に起きたシグナルが集まって「エピソード」になります。この2つの層と、それを分ける1つのルールを知れば、アプリの中のどの数値もどのサマリーも腑に落ちます。
Snore Timeline がいびきを聞き取るたびに、1つのいびきシグナルを数えます。シグナルはアプリが追う最小の単位で、検出されたいびき1回分です。シグナルが多いほど、いびきも多いということです。
エピソードとは、近い時間に起きたシグナルのまとまりです。午前2時ごろの断続的ないびきは、数十のシグナルを抱えた1つのエピソードとして表示され、それがどれくらい続いたか、どれくらい密だったかを教えてくれます。
夜のあいだにも両方の層を見られます。録音中、Live Activity には走っている2つのカウントが出ます。波形アイコンの隣にエピソード数、月アイコンの隣にシグナル数です。夜がどう進んでいるかの大まかな感触が得られます。詳しい内訳は翌朝アプリの中にあります。設定方法はLive Activityをご覧ください。
ルールは1つです。30秒の無音でエピソードが終わります。アプリはいびきを聞き取るとエピソードを開き、いびきが続くあいだシグナルを足し続けます。30秒まるまるいびきが聞こえなければ、エピソードは閉じます。その後の次のシグナルが新しいエピソードを開きます。
エピソードを分けるのは音と音のあいだの空きで、合計の長さは関係ありません。20秒空いた2つのいびきがなぜ同じエピソードなのか、とよく聞かれます。20秒は30秒の窓の中に収まるからです。アプリがエピソードを閉じるには、静けさがまるまる30秒続く必要があります。そうすることで、途切れ途切れのいびきのひとまとまりが、たくさんの細切れに刻まれずに1つのエピソードのままでいられます。
エピソードの中の静かな瞬間も失われません。エピソード内で10秒を超える静かな区間は有意な間隔として記録されるので、エピソードがばらばらになることなく、その休止を見られます。
有意な間隔は呼吸の乱れとは別物です。アプリが乱れとして印を付けるのは、直前1分間の聴こえる呼吸が10秒以上の完全な無音に変わり、そのあといびきシグナルがそれを破ったときだけです。条件のすべては呼吸の乱れに並べてあります。
どのエピソードを開いても、その区間の全体像が手に入ります。
約5分を超えるいびきエピソードでは、小さな波形の帯が頻度グラフに入れ替わります。エピソード全体にわたる1分あたりのいびき回数を折れ線でたどり、いちばん多かった分といちばん少なかった分にラベルを付け、呼吸の乱れがあれば実際の位置と幅のまま網掛けの帯で描きます。グラフのどこかをタップすればその瞬間から再生が始まり、音が流れるあいだ再生位置が折れ線をたどります。「このエピソードはひどかった」の代わりに「あの乱れの直前、1分あたり37回でピークだった」が手に入ります。
音量の読み取り値はdB SPLで、アプリは最大105dBまで測ります。音量メーターのように読んでください。エピソードごとにピークと平均の両方が付きます。それが効いてくるのは、大きな音が1回だけあった長いエピソードと、最後まで大きいままだった短いエピソードが別物だからです。検出の仕組みがデシベルの尺度を扱っています。
エピソードは音声そのものとも結び付いています。タイムライン上のどのエピソードをタップしても録音のその部分が再生され、睡眠中の音が聞き取りやすいように音声強調がかかります。やり方はタイムラインと再生が示しています。
各エピソードのわかりやすい説明は、アプリが測る3つのことから組み立てられています。その語彙を知れば、どんな説明も読み解けます。
音量帯域はデシベル値を言葉に変換します:
リズムパターンはシグナル間の間隔を表します:
傾向は向きを示します。エピソードの中でいびきが大きくなったのか、弱まったのか、変わらなかったのか。
つまり「20分以上の激しいいびき」という説明は、そのエピソードの音量が56dB以上の帯に入り、20分の目盛りを越えたという意味です。どの言葉も、エピソード自身の数値で確かめられる数字に対応しています。
アプリが分類するのはいびきだけではありません。エピソードにはタイプのラベルが付くので、一夜をざっと見て、見たい部分へ飛べます。タイプは4種類あります。
分類された音が結局1つも入らなかったエピソードは静かな時間帯として表示されます。
呼吸系のエピソードの中では、あえぎと咳がメインのいびき回数の隣にそれぞれのカウントを持ちます。ひとまとめの合計ではなく、各エピソードが何でできていたかを見られるということです。分類器がそれらをどう見分けるかは検出の仕組みが説明しています。
「大きな音」ラベルが思ったより多いなら、たいてい理由は部屋にあります。背景ノイズが、いびき分類器の頼りにしている呼吸パターンを覆ってしまい、部屋が静止時に約45dBを超えると、より多くの音がいびきエピソードではなく「大きな音」シグナルとして記録されます。扇風機、ホワイトノイズマシン、空調、つけっぱなしのテレビを減らすと、アプリはいびきをより正確に分類できます。まず何を静かにすべきかは背景ノイズが扱っています。
昨夜何回いびきをかいたか知りたいですか。その夜を開いて、一夜の合計とエピソードリストを見てください。各エピソードには自分のシグナル数が出ていて、あえぎと咳はいびきの隣で別に数えられています。
一つ頭に置いておいてください。Snore Timeline が分析するのは音声だけです。エピソード数やイベントラベルは、ご自身の把握のため、あるいは医師のところへ持っていくためのもので、アプリは睡眠時無呼吸症候群もその他どんな状態も診断しません。