いびきをかくと手首を軽くタップ。目を覚まさずに寝姿勢を変えられます。
寝姿勢が原因のいびきの多くは、仰向けから横向きになるだけで軽くなります。しかし、それが必要な瞬間には当然ながら眠っています。いびきナッジはこの間をつなぎます。録音中にいびきを聞き取ると Apple Watch が手首をタップし、完全に目覚めさせない程度の強さで寝姿勢の変更を促します。すべてのナッジは結果とともに記録されるため、翌朝には手首のタップが実際に夜を静かにしたかどうかを確認できます。
録音中、アプリはこれまでどおりいびきを聞き取ります。いびきナッジをオンにすると、その検出に反応が加わります。いびきが確定した瞬間に、ウォッチが3回の穏やかなタップを短く送ります。発想自体は古くからあり、効果も確かめられているものです。パートナーに肘でつつかれるのと同じこと。ただしパートナーも、そのあとの気まずさもありません。
タップは Apple Watch の通知ミラーリングを通じて届くため、iPhone をナイトテーブルでロックしたまま、ウォッチアプリを閉じたままでも仕組み全体が機能します。ウォッチを着けて眠る。必要なのはそれだけです。ウォッチがサイレントモードなら音なしでタップだけが伝わり、サウンドがオンなら柔らかいチャイムがウォッチ側にのみ鳴ります。iPhone からは鳴りません。
アプリは、あなたが眠りに入ったと判断するまでナッジを送りません。起床アラームが鳴っている間も送りません。アラーム時刻の直前も、いびきよりも目覚めさせることのほうが損失が大きいため送りません。
いびきナッジは設定の検出セクション、前提となるいびき検出のスイッチのすぐ下にあり、iPhone に Apple Watch がペアリングされている場合にのみ表示されます。初期状態ではオフです。タップはミラーリングされた通知として届くため、オンにするときにアプリが通知の許可を得ていなければ、その場で許可を求められます。
一晩を任せる前に感触を確かめるにはナッジをテストを使います。ボタンをタップして iPhone をロックすると、数秒後にテスト用のタップが手首に届きます。iOS は iPhone がロックされている間しか通知をウォッチにミラーリングしないため、ロックするのがポイントです。
タップを強くしたい場合は、iPhone の Watch アプリを開き、「サウンドと触覚」の触覚をはっきりに設定してください。1回あたりの強さは watchOS 側で決まるため、この設定ひとつで「気づきにくい」と「見逃しようがない」の差が生まれます。
目を覚ませば、すべてがきれいに解除されます。ウォッチでナッジ通知を消すか、iPhone のロックを解除するだけで、待機中のタップもすべて取り消されます。
いびきのたびにタップするナッジは、守ろうとしている睡眠そのものを壊してしまいます。そのため設計の大半は間隔の調整に費やされています。アプリは各ナッジのあとに何が起きるかを観察します。その後に静かでいられた時間が、成功の物差しです。
ウォッチに表示されるメッセージは、その夜の流れに沿って変わります。その夜最初のナッジ、寝姿勢の提案を添えた再試行、そして最後の試み。それぞれ文面が異なるため、もし読める程度に浮上したときには、いまどの段階なのかがわかります。
ナッジがあった夜には、毎朝の夜間サマリーにいびきナッジカードが表示されます。最初は回数だけにたたまれており、「詳細を見る」をタップすると展開します。見出しは正直そのものです。ナッジ10回 · うち3回がいびきを弱めた。ナッジを順に送ると、それぞれの時刻、その夜のどのくらいの時点だったか、前後のいびきの頻度、そして3分間いびきが止まったといった結果のチップが表示されます。
その下には一晩を通した1分あたりのいびき回数のグラフがあり、すべてのナッジが印で示されます。選んだナッジの前後5分を拡大表示するパネルもあり、中央にナッジを、覚醒があればそれも示すため、前後の変化を直接確認できます。グラフの下では、タップがあなたを起こしたかどうかまで含めて、わかりやすい文章が根拠をまとめます。「その間もあなたは眠り続けたため、このナッジに代償はありませんでした。」
1〜2週間も続ければ、寝姿勢のナッジが自分に効くかどうかについて、まさに自分だけの答えが得られます。1回のタップで1時間静かになる人もいれば、12回すべてを眠り通す人もいます。このカードは、あなた自身の夜のデータから、どちらなのかを示します。